昨日、Facebookの友人がシェアしたリンクをクリックすると以下のような画面が開きました。ぱっと見た感じ個人情報を取得する怪しげなアプリのように見えます。
《Facebook上の記事はこんな感じ》
《上の記事を開くとこんな感じ》
この画面、「続きを見る」がFacebook風のアイコンになっていて、その下の「この記事をシェアする」にデフォルトでチェックが入っています。このページには広告なんかも貼ってあって如何にもニュースサイトって雰囲気ですよね。でも違うんです。このページのレイアウトにはだまされないようにしましょう。
試しにこのチェックを外して「続きを見る」をクリックしてみたところやっぱり来ましたよ。Facebookへのログイン画面です。
おかしいでしょ、この挙動は。たかが訳のわからないサイトの記事を読むためにFacebookへのログイン記録を渡さないと行けないというのは意味不明です。それも「うっかりユーザさん」だと「ついボタンを押して読んでしまう」だけで記事がシェアされてしまうようにデフォルト設定されています。そうやって記事のシェアを拡げていこうという意図を含ませた設定はスパムと言ってもいいでしょう。とても気持ちの悪いサイトです。
もちろん私はこんな怪しげなサイトの情報をFacebookにログインしてまで読みたいとは思いません。ここまででストップです。
ちなみにこの画面にはサイトタイトルが書かれていません。いったいどこのなんというサイトなのかがわからないんです。怪しいと思ったのでちょっと調べてみることにしました。
とりあえずトップページを開いてみますが、運営に関する情報が何もありません。怪しい。
よーくみると、ページの一番下に利用規約が書かれています。
第1条(本規約)
この利用規約(以下、「本規約」といいます。)は、Facebookアプリ、及び、Twitterアプリ管理者(以下、「弊社」といいます。)が提供するアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」といい、第3条(2)に定義します。)に関する条件を規定することを目的とします。アプリケーションを利用するには本規約に承諾していただくことを条件とします。アプリケーションを利用された場合には、本規約の内容に同意したものとみなされます。
Bazoos
やっぱりこのサイトの情報はFacebookアプリケーションのようです。
第15条(個人情報の取り扱い)
アプリケーション利用者は、アプリケーションを利用する場合には、ユーザーデータ内の個人情報(個人情報の保護に関する法律に定義する「個人情報」をいいます。)が弊社に提供されることにつき予め承諾するものとします。
Bazoos
弊社は、前項により提供を受けた個人情報を下記目的のためにのみ利用します。これらの目的のほかに利用することはありません。
(1)アプリケーションの運営及び管理のため
(2)アプリケーションの利用を前提とした投稿監視サービスを弊社が提供するため
(3)弊社、その関連会社及び業務提携先の取扱う各種商品、サービス等の情報の案内・提供・維持管理のため
弊社は、次の場合を除いて、アプリケーション利用者より提供を受けた個人情報(氏名、性別、生年月日、電子メールアドレス、プロフィール写真等で本人を識別できる情報)を第三者に提供することはありません。
はい、これで確定です。「lauhzz-house」はFacebookアプリで個人情報を抜き取るアプリサイトです。抜き取る情報は「氏名、性別、生年月日、電子メールアドレス、プロフィール写真等」です。
ちょっと面白そうなネタがあったからってむやみにシェアするのはやめましょうね。
特にこのボタンには注意しましょう。
この画面とボタンを見ても絶対に押さないようにしましょう。どうしても押して記事を読みたい場合はFacebookにある自分の個人情報が抜き取られて利用されてしまうことを覚悟の上で押して下さいね。それから決してシェアはしないように。自分ひとりで読むだけにして、スパムは拡散しないようにしましょう。
あなたのリテラシーが試されていますよ。
それではみなさん良いFacebookライフを〜。
はじめてのFacebook Twitter LINE (スマホで超簡単! 大人のSNS入門ガイド)
- 作者: 篠原義夫,井上淳一
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2013/10/03
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (3件) を見る