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みなさん仲良くして下さい。




AM放送人類補完計画が進行中です



 

 既ににRadikoがあるから、もうそんなことしなくてもいいやん、と言われそうですが、これはこれで大変ありがたい計画であります。

 都会では様々なノイズに妨げられ、もはやNHK以外のAM放送局は全滅状態で、ネット経由で30秒以上の遅延をもって届けられるRadikoだけが、われわれAM放送人類の生きる希望だったわけですが、ようやくこの補完計画によって救われるわけです。(めでたいめでたい)

 正式には「FM補完放送」と言います。www.itmedia.co.jp

2013年7月、総務省の「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」が中間とりまとめを公表し、その中で、AMラジオ放送によるFM波の利用促進(難聴対策、災害対策)、地上デジタルテレビ放送への移行により空いたV-Low帯域(アナログテレビの1 - 3chがあった帯域)の新たな活用(AMラジオ事業者等による難聴対策等としてのFM波利用)などを骨子とする、災害対策・難聴対策としての送信ネットワークの強靭化が提言された[5]。これを踏まえ、総務省は同年9月、「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を作成・公表し[6]、この基本方針に基づき、総務省は2014年1月、「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」を作成・公表した[7]。

FM補完中継局 - Wikipedia

 ひと言でいうと、アナログ地上波テレビが完全に終了して90MHzから108MHzの周波数帯域が空いたので、そこを有効に使って都市部で問題になっていりAM放送の受信難に対応しましょう、ということですね。

http://image.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1501/23/l_ts_skytreergb04.jpg

 都会のAM放送受信難というのは本当に酷いもので民放はほぼ壊滅。この受信障害は10年前でも酷かったですが、電子機器がますます増えた昨今では、どんなに高性能なラジオを利用しても受信は不可能。本当に聞きたければ電波を発信するアンテナの隣にでも引っ越すしかなかったわけです。だから、AM放送を抱える放送局はいろいろ手立てを考えていて、まあ、Radikoがその代表格なわけですが、それ以外にもケーブルテレビ局と組んでこんな放送を提供してくれた局もあります。www.mbs1179.com

 サービス開始は今年(2015年)の秋から冬にかけてだそうです。

 どんなラジオで聴けるのかというと、昔からあるラジオでFM放送がテレビの1chから3chまでに対応していればOKです。それからアメリカのFM放送は87.5MHzから108MHzなのでアメリカ仕様のラジオでも大丈夫ですね。

http://www.1242.com/info/jolf_fm/img2/img_taiou1.png
↓おすすめです。

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 私の場合はおそらくiPod nanoで聞くでしょう。外出時にはスマホRadikoで聞くよりバッテリの心配をしなくていいし、何より小さくて軽いのでその辺にちょいと挟んでおくだけで済みますからね。

support.apple.com

 ということでこの秋、いよいよAM放送人類補完計画が実行されます。
 AM放送大好き人類の皆さん、心して新しい世界の到来を待とうではありませんか。


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