ブログ鯖人

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ザックさん、落ち着け



 

 4時起床。昨夜は缶ビール2本、日本酒1.5合。
 コートジボワール戦のダメージからまだ立ち直れない。
 日本の敗戦から一夜明けた昨日からコートジボワール戦の選評や次戦へ向けての記事がたくさん出ている。そんな中でセルジオ越後さんのコメントが明解だったので引いてみる。

「4年間やろうとしてきたサッカーがボロボロになってしまった。そんな印象だ。23人のメンバー選考も含め、守備よりも攻撃に重きを置くスタイルを貫くはずが、蓋を開けてみれば、相手の圧力に屈し、まるで4年前の南アフリカ大会の時のような守備的なサッカーになっていた」

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 確かに試合開始から守備的だった。テストマッチでの失点を心配する声に答えるように集中してしっかり守っていたが、良かったのは本田選手の先制ゴールから内田選手のシュートまで。それ以降はどんどん相手に押し込まれるようになり前半終了の頃には足が止まり始めたように見えた。
 前半で既に疲労している、それも相手より疲労している日本代表なんて今までに見たことはなかった。だいたい日本代表はとにかくしつこく走り続け、スタミナで相手を上回り後半でもどんどん上がっていくというのがいつものパターンだったのだが、後半にあんなに足が止まってしまった原因はなんだろう?気候?気温?湿度?しやそれとも雨?その辺の分析はどうなっているんでしょうね。次戦までにそれへの対策は出来るのでしょうか、かなり心配です。

「監督の采配にも疑問符はたくさんつく。攻撃においても、守備においても出来が悪かった香川をなぜあの時間まで引っ張ったのか。終盤には捨てたはずのパワープレーまで選択した。そこまで追い込まれる必要があったのか。この4年間を自ら否定するかのような采配だ」

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 ザッケローニ監督にはスタメンの変更もそうですが、逆転されたあと大久保選手を投入して本田選手のワントップ、そしてそのあとすぐ香川選手に替えて柿谷選手を投入し、本田選手をトップ下に戻したあのシステム変更に違和感を感じました。本田選手のワントップといえば前回南ア大会でのシステムで確かザックさんは採ったことのない戦術だったはず。そしてロスタイムに入ってのパワープレイ。どれをとっても明らかに「焦り」を感じました。ザックさんほどの監督さんでもワールドカップになるとプレッシャーに影響されてしまうのでしょうか?

練習の冒頭。ザッケローニ監督がグラウンドの中央に選手を集め、円陣になって約5分、言葉を掛けた。選手によると「過去を振り返っていても何も変わらない。チームとして自信を持って、今までやってきたサッカーを必ずやろう」という内容で、気持ちやメンタルの切り替えを促したという。

ブラジルW杯:ザック「自信持て」 代表練習、表情硬く - 毎日新聞

 監督さんですから選手たちの気持ちを切り替えモチベーションを上げるのは当然の仕事でしょうね。だから私はザックさんにこそ「落ち着け」と言いたい。初戦では明らかに勝ち点をあげることにこだわりすぎたように思う。もうこれ以上堕ちるところはないんだから、次の試合が全てになるんだから、今まで通りのサッカー、今まで通りの戦術を採れば良いと思うのです。ここまでチームを作ったのはザックさんの功績であることは疑いようがありません。だから試合中は選手たちに任せ、日本の武士のような面持ちでベンチに構えていたらいいと思う。良い意味で試合ではもう何もしなくていいんですよ。
 次のギリシャ戦では、負けてもいいからワクワクヒヤヒヤする撃ち合いの攻撃サッカーを見せて欲しい。お願いします。


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