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カードローンのカードを作っただけで負債を持っているとして信用情報機関に登録されてしまう件



 

 その昔はサラ金消費者金融と呼ばれていた高利貸しですが、ここ数年、カードローンと名前を変えて昔のように跋扈していますね。駅前には汚らしくカードローンの店舗と看板が並び、届く電子メールもカードローンの広告ばかり。路上もネットも、どうして日本はこんなにも汚らしい国になってしまったのでしょうか。
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 さて、実際に聴いたカードローンをめぐる恐ろしい話。元銀行員のとあるノンバンクの住宅ローン担当者から聴いたお話です。

 住宅ローン会社の担当者の友人A氏は、B銀行の行員である友人に頼まれてカードローンの契約をしたそうです。もちろん付き合いで作ったわけでお金を借りるのが目的ではありませんし、その後も一切カードローンでお金を借りることはありませんでした。

 ここまでは、よくある話ですよね。私も社会に出て間もない頃、銀行員になった大学の同級生に頼まれてクレジットカードを作ったことがあります。まあ、クレジットカードですから、その後重宝して利用していますから全く問題は無いのですが、カードローンのカードというのはクレジットカードとはわけが違うようです。

 その後、友人A氏は住宅を購入することになり、友人の勤務先でもあるB銀行の住宅ローンの借り入れの申し込みをしました。A氏は車を持っておらず、車のローンもなければ、他にも全く借金はありません。住宅ローンの審査に通らないことは100%無かったのですが、審査の過程でB銀行から連絡を受けました。

 「あなた、カードローンの契約をしていますね。今すぐ解約して下さい。そうしないと住宅ローンの審査を通りません」

 A氏が契約していたカードローンはB銀行系列のカードローンだったわけですが、そんな事は関係ありません。カードローンのカードを作っただけで負債を持っていると見なされて、信用情報機関に登録されてしまうのだそうです。

 ちょっと調べてみたらこんな記事がありました。

住宅ローンの審査段階で、カードローンの解約が条件になると思って下さい。
条件がそれだけであれば、解約さえすれば大丈夫です。
もちろん、解約した証明書の提出を求められますので、口頭の申し出だけではダメですよ。

以前に持っていたローンの履歴も審査段階で判りますので、その点でもちょっとだけ不利になります。もしかすると「何に使ったか」などを聞かれる可能性もありますので、そこは「作っただけで、使っていない。使わなかったから解約した」と答えておきましょう。

住宅ローンの審査にカードローンは不利? | カードローンのお得で上手な使い方

 借入残だが無くてもダメだそうです、カードローンは解約が大前提になるようです。

 気軽に借りれるという宣伝ばかりを執拗なくらいに繰り返すカードローン会社ですが、実際にはこのような落とし穴があります。

 お金は気軽に借りられる物では無いと言うことを肝に銘じる必要がありますね。


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