ちょっと古い記事ですが、メモしておいた朝日のイメージ操作の記事を見つけたのでここに書いておきます。
《書き出し部分》
パワー国連大使が潘基文国連大使に送った書簡の内容について「『空爆は自衛権行使』 シリア領攻撃 米が国連に文書」という見出しで次のように報じた。
〈(書簡は)テロ組織の攻撃にさらされているイラクの要請を受けた米国が、他国が攻撃された場合に反撃する「集団的自衛権」などを行使したという説明だ〉
書き出しのこの部分だけ読むと「そうか、米国は集団的自衛権に基づいてシリア攻撃をしたのか」と理解してしまう。
朝日新聞はまだ懲りないのか!? 「米国のシリア空爆」でも「ねじ曲げ」報道 | 長谷川幸洋「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
《本文》
〈…シリアのアサド政権について、自国の領土を過激派がイラク攻撃の拠点に使っているにもかかわらず、攻撃を効果的に防ぐ「能力も意思もない」と指摘。この場合、攻撃下にあるイラクは、国連憲章51条が定める自衛権に基づき自国を防衛できると説明。自国の脅威にもなっている米国も自衛権を行使した、とした〉
朝日新聞はまだ懲りないのか!? 「米国のシリア空爆」でも「ねじ曲げ」報道 | 長谷川幸洋「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
本文では単に「自衛権を行使した」と書いてあり、これが事実なのだが、書き始めの部分で、敢えてミスリードを誘うように「集団的自衛権などを行使した」と書き「攻撃した」「戦争した」というイメージを植え付けます。
この手法が朝日新聞です。