ブログ鯖人

みなさん仲良くして下さい。




ますます香ばしくなっているベネッセ vs ジャストシステムでございます



 

 「ボクなんも悪くないからねー。データ買っただけだしー」のジャストシステムさんからこんなメールが届きました。うちは情報漏洩に全く関係ないただのATOKユーザなんですけどね。

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ジャストシステム ユーザーズ・インフォメーション      2014.07.12
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■【重要なお知らせ】ベネッセコーポレーションの個人情報漏洩の件に対する
          当社の対応につきまして
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 日頃は ジャストシステム製品をお使いいただき、誠にありがとうございます。
 この度は、株式会社ベネッセコーポレーションの個人情報漏洩の件に関連する
 報道につきまして、多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしておりますことを、
 深くお詫び申し上げます。

 当社は、2014年5月に株式会社文献社より257万3,068件のデータを購入し、
 これを利用して2014年6月にダイレクトメールを発送いたしました。

 事業活動の中でご登録いただいたお客様にダイレクトメールをお送りする場合
 や外部の事業者に依頼して発送する場合等がございますが、データベースを購
 入してダイレクトメールを発送する場合には、その外部事業者との間で当該個
 人情報は、適法かつ公正に入手したものであることを条件とした契約を締結し
 ております。

 今回、文献社からデータを購入するにあたりましても、同一の条件が含まれる
 契約を締結した上で、データを入手いたしました。しかしながら、社内調査に
 より、今回の文献社からの購入において、データの入手経路を確認しながら、
 最終的にはデータの出所が明らかになっていない状況で契約に至り、購入して
 いたことが判明いたしました。

 したがいまして、当社は、企業としての道義的責任から、2014年5月に文献社
 より入手した全データを削除することにいたしました。なお、当該お客様情報
 の使用は、既に7月9日(水)より中止しております。

 当社は、株式会社ベネッセコーポレーションから流出した情報であると認識し
 たうえでこれを利用したという事実は一切ございません。

 また、当社は、文献社から取得したデータが、株式会社ベネッセコーポレー
 ションから流出した情報であるか否かを確認する手段を有していないため、
 現時点においても、そのような事実を確認できているわけではありません。

 現在のところ、当社に対して警視庁または経済産業省からの問い合わせ等は
 ございませんが、今後何らかの要請等があれば、真摯に対応させていただき
 ます。

 お客様にはご心配をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げるとともに、
 今後は、個人情報の取り扱いについてさらにコンプライアンスを徹底し、
 適正な情報管理に努めてまいる所存です。

 今後とも弊社ならびに弊社製品・サービスにご愛顧賜りますよう、
 お願い申し上げます。

                        株式会社ジャストシステム
                          代表取締役 福良伴昭
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■ お問い合わせ窓口
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 スマイルゼミインフォメーションセンター
 http://smile-zemi.jp/shogaku/support/?m=jui12j01
 0120-941-220(無料)10:00~20:00
 ※年末年始・12月31日・1月1日 を除く


 この文面の中でジャストシステムさんは、

今回の文献社からの購入において、データの入手経路を確認しながら、最終的にはデータの出所が明らかになっていない状況で契約に至り、購入していたことが判明いたしました。

 と仰ってますね。本当にデータの入手経路を確認する気はあったのでしょうか?名簿業者に出回るデータはほとんど全てがまっとうな入手経路を経ているとは思えない訳で、業者の方も当然そういうデータを扱っている訳で、一企業に調べられて簡単に分かるような流通はさせていないはずです。一般的な感覚であれば名簿業者に出回るデータというものはそういう怪しげな出所のデータであるということを分かっている訳で、購入する側もそのリスクを承知の上で利用しているはずです。
 問題はその次の部分で、

また、当社は、文献社から取得したデータが、株式会社ベネッセコーポレーションから流出した情報であるか否かを確認する手段を有していないため、現時点においても、そのような事実を確認できているわけではありません。

 ここでは「入手経路を確認する手段は持たないから今でも分かりません」と開き直っていますが、これだと先の文章の「データの入手経路を確認しながら分からないまま購入して使った」というのが確信犯であったことの証明となります。

 一生懸命考えて書いたのか、面倒くせえなあと思いながら書いたのか、どっちか知りませんが、「250万件の子供の個人情報っていう今どきもの凄く貴重なデータを買いましたよ。これだけの量のデータだとまずまっとうなデータでないのは想像付くけど、どこからの情報かなんてどうせ調べても分からないんだからしょうがないだろ、使ったもん勝ちですよ」と薄ら笑いを浮かべているのが分かります。「反省しろって言われてもなにも悪い事していないし。だいたい通常の営業活動をしてだけなんだから、」という態度を曲げることは出来ないんでしょうね。だとすれば全く倫理観のない会社です。

 そんなジャストシステムの対応を受けて、ベネッセの原田さんがジャストを牽制するコメントを出したようです。

http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1407/12/l_sk_benesse.jpg
⇒ ベネッセ情報流出 原田社長「不安払しょくできない」、ジャスト社対応を批判:イザ!

 ベネッセ対ジャストシステム、なかなか香ばしい香りが漂ってきました。



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