ベネッセの個人情報漏洩が公表されたのは7月9日夜、原田社長自らが行った会見。その中で、
6月26日以降、同社に対して「個人情報が漏えいしたのでは」との問い合わせが急増、これまでに計45件あったという。「明らかに異常値だった」(同社)
ニュース - 【続報】対象者は4000万人超か、ベネッセ個人情報漏えいの調査経緯:ITpro
と発言している。発覚したのが6月26日(木)だとすると公表するまでの14日間ベネッセは何を行っていたのでしょうね?社内調査であろうと少々時間が掛かりすぎではないですか。最初の会見で身内の犯行ではありませんと、まずそこを強調している。何か不都合なことの証拠隠滅をはかっていたのではないかと勘ぐってしまいます。
新社長の原田泳幸社長兼会長が就任したのは6月21日。その就任のタイミングに合わせたかのような今回の個人情報漏洩。何か意図的なものを感じるのは私だけでしょうか?
2007年にはこんな事件もありました。
全国に400万人以上の会員を持つ通信教育講座「進研ゼミ」や幼児向け通信教育「こどもちゃれんじ」で知られる、東証1部上場のベネッセコーポレーションが、社長の「電撃辞任」で揺れている。辞任の理由は、週刊誌が報じた部下との「不倫」記事。これだけ聞くと、「トンデモ社長」という印象を受けるが、業績不振だった同社を「V字回復」に導くなど、経営者としてはなかなかの「敏腕」だったようなのだ。
「社内不倫」で失脚 ベネッセ社長の評判 - ライブドアニュース
この報道を受けて森本氏は2月21日辞任を申し出て、同日開かれた臨時の取締役会で了承された。本人は「報道は事実ではないが、お客様や株主に迷惑をかける」などと弁明しているという。後任は現会長の福武總一郎氏(61)。森本氏は03年に福武氏の後を継いで社長に就任したという経緯があり、創業家の福武一族に「大政奉還」された形だ。
「社内不倫」で失脚 ベネッセ社長の評判 - ライブドアニュース
この例では「不倫」という恐らく社内では周知の事実を週刊誌の記事にさせ辞任に追い込んでいる。誰かが意図的に情報をリークしたのではないか。結果、創業家一族への大政奉還。個人商店でいたいけど株主への対面もあるから、業績立て直しのために外部から有能な経営者を招き入れるが創業家としては気に入らない。そこで外部招聘の経営者と創業家の抗争が起きる。これはこの福武書店もといベネッセの伝統なんでしょうか。んなわけないか。
原田泳幸新社長は100円バーガーから転身直後のこの不祥事。全くご愁傷様な事ですが、この手の経営者に尊敬できる人は皆無なので同情の念は全くありません。辞任はしないとのたまっておられるそうですが、地方の一個人企業の暗闘がこれからどう展開していくのか楽しみであります。また大政奉還でしょうかねえ。
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